踊り場に居座っている?

人生を階段に例えるのであれば、そこに踊り場があるだろう。
ある程度登った段階(段階)で、折り返すために設けられている踊り場。
建物の上へ行くにはそこで休んで、登りきるためにも体力の回復に努める。

人生においても階段の踊り場的な場面というか、時期というか、ある程度何かを成し遂げたとまでは言わないまでも、節目節目、それは年齢的なものでもあるだろうし、自身の仕事に対する結果であったり、転機であったり、家庭のことであっり。
そうした節目を、階段の踊り場とした場合、いつまでそこであぐらをかいているんだと、ボクがボク自身に思っている。次の目標というか、目指すべきステージを何も考えないでいる自分に。

今日、サカナクションの山口一郎さんが生配信をしていて、すでにアーカイブは見ることはできなくなってしまっているが、とてもすばらしかった。リハビリといいつつ、最新アルバムから何曲か歌っていた。ボクは途中からだったけど、シャンディガフと、最後にグッドバイを聴くことができた。

最後に歌ったこのグッドバイの説明で、紅白に出て、たくさんの人に知ってもらったんだけれど、たくさんの人に届く曲よりも、自分のいいと思う曲を、いいと思ってくれる人にちゃんと届けたい。そういう覚悟を持って作った曲だというようなことを話されていた。曲を聴く前に泣けちゃうくらいに、その覚悟という言葉を発した山口さんがカッコよかった。

覚悟を決めるってめっちゃカッコいいな、そしてこの曲、ホントにカッコいいなと、今のボクってホント何をしているんだろうと。もがいてもいないし、頑張ってもいない、過去のすがれるような栄光もないのに。ぬるま湯に浸かってるんならまだしも、浸かれるようなぬるま湯も持ち合わせてもいないのに、ただただ、何もしていない。そんな自分に嫌気が差してしょうがない。

グッドバイ 世界から知ることもできない

不確かな未来へ舵を切る

グッドバイ 世界には見ることもできない

不確かな果実の皮を剥く

どうだろう

僕には見ることのできない

ありふれた幸せいくつあるだろう

どうだろう

僕らが知ることのできない

ありふれた別れもいくつあるだろう

グッドバイ 世界から何を歌うんだろう

「グッドバイ」サカナクション 作詞・作曲 山口一郎

覚悟って必要だよなと、時を同じくしてというか、こちらの方が先だったんだけれど思ったのは、ネタジンでやるゲームを常日頃探しているので、よくニンテンドーストアを巡回するんですが、そこで見つけたアカネというゲームが、これまた覚悟を持った主人公のゲームだった。復習のために剣術を習い、復習相手の男と手下のヤクザ全員を道連れにあの世へ送る覚悟を持って、カチコミに行くという設定のアクションゲームだ。これがまた硬派で面白い上に音楽が非常にいい。何かこういうモノって同時多発的に目の前に現れるよね。

さて、金曜日の深夜に始まったフジテレビのオールナイトフジコに、2週連続でカンニング竹山さんが出ていた。出ていたというよりも自ら歌わせてくれと言って駆けつけていた。MCの佐久間さんからも来るような立場じゃないでしょ!と言われてても来ている。なんてカッコいいのだろう。何がカッコいいかって、その必死な姿勢がカッコいい。なかなか必死になれないよ。恥ずかしがったり、ホントにする必要もないのにそれでもしているってのが本当にかっこいい。しかもさらにスゴイのは、歌わせてくれと言って来て、時間がないからとか、歌わせない流れになるのが普通なのに、今日は時間があるから歌っていただきましょうと歌わされてしまうのもまたカッコいい。もう来週から来る大義名分がなくなってしまうし、「歌わせろ!」と言って「ダメだ!」とあしらわれる大御所って感じが面白いのに、その上を行ってしまってるんだよね。しかもフワフワしちゃってたのがさらに後日談として面白話にしかならないのがまたカッコいい。

必死になるってめちゃくちゃカッコ悪いようで、めちゃくちゃカッコいいなぁと。ボクはなかなか必死になれないでいる。

そういう時いつも思い出すのが沢田研二主演、長谷川和彦監督の『太陽を盗んだ男』のあのセリフだ。

お前は誰だ?
俺は・・・俺は・・・
何がしたいんだお前は!

と鏡の自分にいうあのシーン。本当にオレは何がしたいんだろうか。そう言って城戸誠(沢田研二)は核爆弾を作ってローリングストーンズを呼べと要求するんだけど。
オレは・・・オレは・・・何がしたいんだ?そんな日々が続いている。こういう時いつも頭にあるのが、岡本太郎さんの言葉だ。

たとえ食えなくても、ほんとうの生き方の方向に進みたい、そう決意したいという情熱が自分をつき動かしてくる。

確かに危険を感じる。そっちへ行ったら破滅だぞ、やめろ、と一生懸命、自分の情熱に自分で歯止めをかけてしまう。

しかし、よく考えてみてほしい。あれかこれかという場合に、なぜ迷うのか

こうやったら食えないかもしれない、もう一方の道は誰でもが選ぶ、ちゃんと食えることが保証された安全な道だ。それなら迷うことはないはずだ。もし食うことだけを考えるなら。

そうじゃないから迷うんだ。危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ。ほんとうはそっちに進みたいんだ。

だから、そっちに進むべきだ。ぼくはいつでも、あれかこれかという場合、これは自分にとってマイナスだな、危険だなと思う方を選ぶことにしている。

誰だって人間は弱いし、自分が大事だから、逃げたがる。頭で考えて、いい方を選ぼうなんて思ってたら、何とかかんとか理屈をつけて安全な方に行ってしまうものなのだ。

かまわないから、こっちに行ったら駄目だ、と思う方に賭ける

岡本太郎著 自分の中に毒を持て

この言葉では決意と書かれてますが、決意と覚悟、覚悟を持たなくちゃなぁ。

あと、この言葉を額面通りに受け取って、危険な博打をしてるようじゃダメだよな。何か目標を見つけなくちゃ向かう方向すら分からないでいる毎日を過ごしている気がしてならない。

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投稿者: hara1000

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