新しいプラットフォーム?それはとても厳しいのではなかろうかとボクは思っている。
新しいプラットフォームと聞いて思い浮かぶのは、山手線に出来た高輪ゲートウェイ駅だ。2020年3月に開業しているんだが、出来て約5年も経つが、ボクは一度も降りたことがない。それが新しいプラットフォームという現状だ。近隣の人は利用しているだろうけど、多くの人にとって不要とまでは言わないが、使わない駅の一つだろう。
ちなみにwiki情報ですが、近隣駅の乗車人数は
田町駅 119,356人
高輪ゲートウェイ 11,110人
品川駅 274,221人
あるサイトの試算では、月額1,000円で、登録者100万人であれば、月に10億の売り上げになると。確かにあり得そうな試算ではあるが、その閉じられた世界に古くからのファンは喜ぶだろうが、新たなファンの取り込みは厳しいだろう。そもそも新たなファンを獲得する気が無く、古いファンへのサービスならまだしも。
また何故新たなプラットフォームが厳しいかと問われれば、答えは簡単である。敵はこれまでに有るサービス全てがライバルになるからだ。YouTubeは勿論のこと、Netflix、U-NEXT、Hulu、Amazon primeVideo、DAZN、DMM TV、ディズニープラス、Abema、ニコニコ動画、FODや、Leminoなどなど、当然そこには復帰したがっていたテレビも含まれる。ここに挙げた動画配信サービスの内、あなたはいくつ加入していますか?そもそもいくつ知っていますか?利用したことがありますか?その利用しているサービスへの加入の決め手は何だったんですか?
ちなみにボクが加入しているのはNetflix、アマプラ、Hulu、U-NEXTだ。あれだけSTAR WARS好きでありながら、ディズニープラスにすら加入していないのだ。それだけ配信サービスへの加入は好きだけでは重い腰は上がらない。
まず既存のサービスのハード面から考えてみると、既存のサービス以上の利便性がなくては決め手になり得ない。このインフラの整備は膨大な時間と費用を要する。PCで視聴でき、スマホでも利用でき、なんだったらスマートテレビでも視聴ができたり、ということはですよ、iPhoneやアンドロイドへの視聴アプリの開発が必須で、おまけにPS4やSwitchでも視聴ができればなおよし。お気に入りや、リマインダー、視聴遍歴からの視聴者へのオススメの振り分けなど。新たなプラットフォーム作るということはそういうハード面だけを考えてもその管理費や固定費が莫大にかかる。そういう大海原へ漕ぎ出す訳だから、当然相応の対応の労力と、費用は必須である。
ハード面だけ考えてもこれだけのハードルがある。水面下で進めているとの噂レベルの話も耳に入ってきてはいるが、吉本がこれまで手がけてきた動画配信サービスで生き残っているモノって無いに等しい。名前や形を変えて残ってはきているが、数年でだいたい無くなっている。CSのファンダンゴしかり、ひかり荘しかり、Kawaiian TVなども結果的に長続きしていない。今はBSよしもとがあるが、その世間的な認知はゼロに近いだろう。そしてなにより決定的に利便性が無い。
新たなプラットフォームとなるとそれ相応のプロモーションが必須になるだろう。Netflixは、各駅のデジタルサイネージ全てにイカゲーム2の広告を出稿するくらいは当たり前に広告費をかけてくる。それが一体いくらかかるのかは知りませんが、相当な額であることは間違いない。月に10億売り上げてても、そこまでプロモーションにお金は裂けないだろう。
安くで(70万円)プロモーションしてくれるメルチュの折田楓さんに頼んでなんとかできればいいんだけどね。それすらももうみんな忘れてるんじゃないかな?
そう云ったハード面での大海原へ漕ぎ出すことが大前提で、松本さんのネームバリューを使ったところで、その荒波を越えるのは至難の業であるのは容易に想像がつく。
次はソフト面だ。他の動画配信サービスでのソフト、コンテンツは既存の映画やドラマから、オリジナルのものまで多種多様で、同じサービスの中にも、アニメやドラマ、映画やドキュメンタリーなど多種多様なジャンルが溢れている。当然ダウンタウンチャンネルにもそのような多種多様なジャンルを期待したいが、多種多様な要望に応えるのは厳しいだろう。飽きられないように、あらゆるジャンルを網羅してコンテンツ構築しているライバルに、どう打ち勝つ算段があるのだろうか。
さまざまな権利をクリアして、過去の番組のアーカイブを用意したりもするだろうけど、それもタダではないし、ややこしいことを言ってくる事務所も出てくるだろうし、いくら過去に共演しているとはいえ、疑惑の晴れていない人との過去の共演映像だとしてもOKを出したく無い人がいても不思議では無い。
またライバルは何も国内だけに止まらない。NetflixやAmazon primeVideoはグローバル市場で、対応言語も多種多様だ。そこに勝負を挑むことになるので、当然オリジナルコンテンツにしても翻訳作業は必須だ。
そこでフと気になって調べてみたが、以前松本人志監督の『大日本人』がハリウッドでリメイクというニュースを見た覚えがあり、ググってみれば2011年にナタリーの記事になっているが、その後の続報は無く、制作もされていないようだ。そんな状況でグローバルな勝負に勝算はあるのだろうか。
また既存のプラットフォームを利用した番組作りで、地上波並みにお金をかけてやっていくぞと立ち上げたものの、結果続いていないコンテンツもある。雨上がり決死隊の宮迫さんと、オリエンタルラジオの中田敦彦さんがやってたWin Win Winだ。まだ2年前に更新が途切れてるだけだが、もう記憶に残っている人の方が少ないだろう。
それくらいの大海原というかレッドオーシャンの市場に参入して、時代に対応しきれなかった人が、レッドオーシャンの中から未開拓の市場、ブルーオーシャンを見つけ出すことが果たしてできるのか?甚だ疑問でしかないが。
と中田のあっちゃんばりの提言でした。
しかしながら、まだ船出前にこれほど書かせるということは、それだけ期待半分、魅力もある証拠だと思っているので、ぜひ泥舟だろうが飛び乗ってみたい気は満々なんだけどね。つまり、期待している。CGやタイトルロゴ、キャラクターなんかが必要であれば是非やらせていただきたい。ギャラは半分に折った1万円でOKです。
しかし、期待というのはお節介みたいなもんで、期待する方がバカなんだよね。
