子供の頃、植物が葉緑体を使って、水と光と二酸化炭素で光合成を行ってると知った時、人間にもこの葉緑体があれば働かなくてもいいんじゃないかと思ったことがある。食べるためには、稼がなくちゃいけない、稼がなくちゃいけないと言うことは働かなくちゃいけない。しかし葉緑体があれば食べなくて済む、すなわち働かなくて済むんじゃないか!ということを考えたもんだ。そんなことをフと思い出して語った動画です。
そして動画の中でも語っておりますが、この葉緑体人間というのはSFの世界ではよくある話だそうで、一つの思考実験として語られていたりもするそうな。しかしボクが考えるのは、その移植の技術的な研究はされているのかどうかということだ。昨日調べた時にはSFの思考実験のところで止まっていたが、さらに調べた結果、進化の過程でやはりそう言った動物でも葉緑体を持った生物が生まれてはいたが、生き残れなかった。光合成で作られるエネルギー量よりも、動物としての行動のエネルギーの方が膨大で、追いつかない。追いつかないから捕食なりして他からエネルギーを得なければならず、結果光合成をする意味がないとのことだった。それから人などの動物は動くことで皮膚に怪我を負うことや汚れるから皮膚は剥がれやすく新陳代謝をしなくちゃならなく、その都度葉緑体も代謝をしていたんでは生まれるエネルギー以上に、エネルギーが必要になってしまうと。やはり植物の様に動かない、もしくは非常にゆっくりな動きでないと無理な様です。
しかし、そこで諦めちゃいけない。光合成によって生まれたエネルギーを増幅する装置、器官といった方がいいのかな、増幅器官を作れば委員ではなかろうか。年々というか日々技術革新のおかげで集積回路の処理能力は上がり、消費電力は抑えられているトランジスタや、CPUが開発されていることを考えれば、増幅器官を作ることも可能ではなかろうか。
しばらくは光合成と捕食というハイブリット人間として、やがて完全葉緑体人間を作り上げることも可能じゃないかとボクは思っている。
しかし昨今の人権に関する意識の高さでそういった人体実験は許されない風潮にあるが、そういった人体実験を希望者や、囚人に課してもいいんじゃないかとボクは思っている。せめて世のため人のために、収監された囚人は人のために役立ってもいいんじゃないかと思うんだけど、やっぱり無理だろうなぁ。
ま、人体実験はさておき、この葉緑体人間プラス増幅器官、これはもっと研究されてしかるべきなんじゃなかろうか。
だって食料問題も、労働問題も全て解決するじゃんね。
検索すると出てくるバイオマス図書館
葉緑体を持った動物の話
参考文献
植物 奇跡の化学工場―光合成、菌との共生から有毒物質まで