数字は数字を持っている!

視聴率や、発行部数、登録者数など、とにかく人は数字に弱い。これはその数字に騙されるということと、計算をめんどくさがり、考えるのを放棄してしまう弱さもある。

視聴率30%と言われると(現在の指数は個人視聴率を重視しているので、世帯視聴率の半分以下)番組を見ていなくても、人気の番組なんだと思ってしまう。

10万部売れた本と言われればベストセラーなんだな、さぞ面白いんだろうなと思ってしまう。

登録者数100万人と言われれば面白いYoutuberなんだろうなと思ってしまう。

これら全て間違ってはいないが、正しくも無い。正しくも無いというのは、その面白いと思う判断基準が自分では無いからだ。いくら視聴率30%の番組だといえども、いくら10万部売れてる本だと言えども、登録者数が100万人だろうとも、自分にとって面白いのか、面白く無いのかの判断基準は数字では無い。あくまでも自分自身だ。

しかし数字は数字を持っている。当たり前のことなんだけど、数字って数字持ってるんですよ。登録者100万人って100万人って数字を持ってるんですよね。小泉孝太郎みたいなこと書いてるけど、当たり前なんです。逆に登録者数が少ないというのもこれまた少ないが数字を持っている。つまり、多くても少なくても数字は付きまとう。すなわち数字に意味はないということにもなる。

多くの人が見ているから面白いというのは、多くの人はそうかもしれないが、自分にとっては別問題であるにもかかわらず、判断を放棄して数字を信じてしまう。さまざまなコンテンツに対して、それを自ら見て判断するということは非常に大変なことだから、ある程度数字を指数にして判断することになるのは仕方ないが、鵜呑みにするのは問題である。

ではどういう判断基準を持つかである。人は一人なので、あらゆるコンテンツを全て自分一人で判断するのは不可能である。そういう時に信用のおける批評家や、評論家、友人知人の感想を頼りすることで、自分がカバーできていないとこをカバーするのが手っ取り早い。そのためには自分の感想と共感できる、自分の判断とズレの少ない人を見つけるのがいい。

またランキングという数字も数字を持っている。売れ筋No.1とかベスト3とか。数字が数字を呼ぶのである。

人はなぜ数字に魅了されるのか、それは人間だけが数字という概念を理解しているからに他ならない。数字を知るということは果たして幸せなのだろうか。幸せとはなんなのか。動物は数字を理解していないが、不幸せではないだろう。つまり数字を知らなくても幸せになれるのに、数字という概念を生み出し、自らを数字に縛り付けてしまっている人類は、幸せを自ら放棄していると言っても過言ではないのである。

さて、上の写真のアクリルキーホルダー。たくさん作ったんで、たくさん売れるといいな。

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投稿者: hara1000

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