和田誠展

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赤塚不二夫・菊千代

水道橋博士さんのニコ動、ザテレテレビジョンで、メルマ旬報の執筆者でもある和田彩花さんとの年表トークがありました。それを覗きにいっておりました。
ボクはまったくハロプロ系には行った事がなかったし、聴きもしていなかったので存じ上げませんでしたが、まぁ思慮深い人でしたね。楽屋で少しお話ししましたが、まぁ不審者だと思っていた事でしょう。そう思われるようにふるまっているので、まんまとボクの手中ではあるんですが。
でゴッホ展の話をしてらしたので、ぜひ原田マハさんの『たゆたえども沈まず』を読んで欲しいなと思いました。今のゴッホ展へは行けておりませんが、何度かゴッホの絵を見ててひまわりとか、アルルのあの黄色いイメージが強いけど、知れば知るほど糸杉にみるあの緑色がスゴイなぁと思ってます。

さて、その後楽屋で話も上がってた和田誠展に博士につれていってもらいました。ボクはこう見えても一応デザイナーでもあるので、下記の色指定ってのも昔はやってましたよ。トレペに色指定書いたり、特色のチップ貼り付けたりって事もちゃんとやってました。昔の人なんで、この色指定の数値が5%刻みなんですよね。
C(シアン)90、M(マゼンタ)80、Y(イエロー)0、K(スミ)0とかで色を指定するんだけど、今じゃ画面でスライダー動かして色見てるだろうけど、昔の人はこのCMYKの数字で色が見えたんだよね。あと5%シアン足してとか。だから和田誠さんのこの色指定を見たときに、10%刻みだったのがそうそう!ってなったね。昔の印刷技術だと端数だと印刷屋が嫌な顔したんだよね。だったら特色使えよって。でもそうすると版数が増えちゃって大変なんだけど。
今は印刷技術というか、プリンターの技術も上がって、端数だろうが、オンデマンドで出力しちゃうからあんまり関係ないんだろうけど。色指定してるってのは限られたデザイナーになってるんじゃないかな。
だからボクはこういう色指定を見るのが好きで、このデザイナーの色の好みが伺えるんですよね。以前蛭子能収さんの個展でも色指定が展示してあって、必死でそればっかり写真撮ってたもん。蛭子さんの青はこれかとか思いながら。

話と画像が前後しちゃいますが、1枚目の写真は和田誠さんの描いた赤塚不二夫さんと、菊千代。赤塚さんは七人の侍が大好きで、三船敏郎さんの演じた菊千代って名前をそのまま猫につけていて、ボクはその赤塚さんの菊千代から名前を拝借して色も黒のハチワレで似てるから、菊千代って名づけました。そんな大好きが2つも入ってるこの絵がすごくよかったなぁ。

で、急いで帰ってきてわらびの遺骨を受け取りました。無事あの世で遊んでるみたいでよかったな。少し寂しいけど、まぁそのうちみんなでそっちへ行くから、それこそ本家菊千代と遊んでるかな?水木さんや赤塚さんの膝の上にのってるのかな?

投稿者:

hara1000

パ紋の人です。http://hara1000.com/rogo/ 詳しくは書籍を。陣内智則の面白い方。イラスト、ロゴ、CG、文筆とか。TVBros.テレビ探偵舎元メンバー

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