流行るモノには訳がある、売れるモノには訳がある。その訳を考えてみたというより、ハタと気がついたので、まだまとまりきっていないかもしれないけれど、思い付いちゃったから書き記しておきます。
表題の通り、ラッスンゴレライ、今や老若男女、老いも若きもそれなんですのんという人ばかり。そんな、なんですのんという人の心のスキマをお埋めするのが私の仕事、オーホッホッホッホッホと喪黒福造
だったら言っているでしょう、それほど流行っているラッスンゴレライ。あまりの言葉のインパクトに、個人名が何度見ても入ってこない。これは一種の印象操作でもあるかのように。しかしなぜここまで流行っているのかは、方々で分析、解析されているだろうが、新たな新説を発見した。専門的な事はわかりませんが、ラッスンゴレライの源流には南京玉簾
があるのではないかと思うのです。仮に、ラッスンゴレライを南京玉簾と言い換えてみて同じようにやってみた所、違和感が無いのです。おまけに、ちょっとまって、ちょっとまってお兄さんの部分に至っても、元々南京玉簾はちょいとひねれば、ちょいとひねれば、しだれ柳にさも似たりなどと、ちょっと待ってちょっとまってお兄さん、ラッスンゴレライって何ですのん?を周到しているようにも思えます。しだれ柳かと思えば、またひねられて、南京玉簾に戻ってしまいます。そして次の瞬間には東京タワー
へ姿を変えたり、浦島太郎の釣り竿になったりと、その変貌ぶりはつかみ所がなく、全くなんなのか意味が分からないラッスンゴレライと同じと言っても過言ではない。
そもそもこのラッスンゴレライはどういう経緯で作られたのかは、多くの番組で語られているのを見るに、相方、ラッスンゴレライを言ってる方を笑わせようと、ラッスンゴレライを言っていない方が節をつけて言い出した所、ラッスンゴレライを言っていない方と共に笑って、これでネタ見せに挑んだのだと言う。本当にそうだとして、果たして全く無の状態からモノは産まれるのか?答えは否だ。モノごとの起りには何かが必ず作用している。これだけ大きな話題(運動)となるにはそれなりの作用と反作用が働いているハズである。一瞬の思いつきでは世間は動かない。一瞬の思いつきに至るまでの期間であったり試行錯誤、得てきた事象の作用があっての結果であると。ではこのラッスンゴレライに至る作用とは何だったのか、本人らの無意識下で培われてきた事、読んできた漫画であるとか、映画、テレビ、本、義務教育、親の言いつけ、友達との会話など、育ってきた環境が大きく作用している事は言うまでもない。しかしその全てを紐解くには、本人へのインタビューをしなければならないし、たとえインタビューしたとしても紐解ける程簡単な紐では無い、まさしく一筋縄ではいかない。いや紐だけど。それくらい多くの事象が絡み合って出てきた言葉だというのは用意に想像はつくが、先にも書いたように、全くの無から産まれる事はない。しかしその全てを紐解くには一筋縄ではいかない。紐だけど。では、何が源流にあるのかを考えてみた。というよりこの結論に至るにはボクもほぼ思いつきであったため、その経緯をまず書きたいと思います。
3月6日に行われた、たかまつななさんのソロライブを見に行っていました。彼女のこれまでのネタもあれば、色々挑戦したネタなど、14本にも及ぶネタを披露し、それを大学の博士を招いて(彼女のゼミの講師)シンポジウム形式で今彼女に何が足らないかみたいな討論をしていました。このシンポジウムが非常に面白かったんです。白井宏美博士の言語コミュニケーション、笑いの分析はとても興味深かったです。そこで分析の軸としてあげられた、フレーム(枠組み・設定)、コンテクスト(認知度)、レトリック(パロディ性)を元に今日のネタを分析解析し、何が足らないのかを話されている中でも出てきたのがラッスンゴレライ。たかまつななさんのネタの中で最も足らない要素として、いわゆるナンセンスギャグ、赤塚不二夫さんの描く漫画の様な要素、意味不明な言葉のギャグ、動き的なモノが無いという結論に至り、その対極が今の現状であると。逆にその欠乏されている要素は何かと言えばラッスンゴレライであると。
コンテクストを縦軸に、上が一般的に知られている、認知度が高いコンテクスト大、下がその逆でコンテクスト小、横軸にレトリックで、右がレトリック度多い(パロディ要素が高い)、左にレトリック度が好くない(パロディ要素が少ない=オリジナルである)とした時に、たかまつさんのネタはほぼ上ばかりで、社会的に認知されている設定のもと、パロディ要素を取り入れたネタとそうでないネタに分類され、パロディ要素の無い、社会的に認知されていない設定のネタが無いと。そんな対極にあるネタ、ラッスンゴレライのパロディをこの日たかまつななさんはやっていました。その時に、ハタと気がついたのです、その節回しが、全く南京玉簾であると。
考えてみれば南京玉簾の言葉そのものももう今となっては何の事か分からない程非日常で、それこそ、それ何ですのん?と聞くごとに形を変える。まったくもってラッスンゴレライのネタと同じである。おまけに、ラッスンゴレライと南京玉簾、どちらも9文字、お互いに言い換えてみても全く節に乗る。
♪あ、さて、あ、さて、さてはラッスンゴ〜レライ♪
♪なんきんたますだれ、なんきんたますだれ、なんきんたますだれ説明してね♪
まったく乗るのである。その後のちょっと待って、ちょっと待っても、ちょいとひねれば、ちょいとひねればと全く持って節回しはどちらも同じである。徐々に変貌するラッスンゴレライの意味は何なのか、変貌する南京玉簾、ロジックが全く同じなのである。だから、ここまで違和感なく受け入れられているのではないだろうか。文化的な背景も含めて、この南京玉簾という完成された芸、もはや無形文化財にすらなるんじゃないかと思う程の伝統芸能と、ラッスンゴレライは同じロジックの元構成されているのである。だからこれだけ日本人の心に響くし、英語でカバーもされる訳だ。当の本人らは無意識のうちに取り入れていたというか、取り入れるというよりも、無意識下の元なぞらえていたんではないでしょうか。もしかしたら意識して南京玉簾のパロディとしてラッスンゴレライを作ったのかもしれない。そうだとしたらかなりの策士だ。ラッスンゴレライの源流は南京玉簾だったのだ。
このように流行るモノには訳がある、全く今までに見た事も聞いた事もないモノが突然現れて世間を風靡する事よりも圧倒的に、元ネタがあり、パッケージを新たに、新装開店した方が流行らせやすいんじゃないでしょうか。パチンコ屋で考えてみても同じです。全くの新店舗を建てるよりも、台の入れ替えで新装開店した方が期間もお金もかかりません。しかしそれはその後も続けなければ生き残れない厳しい世界なのはどこも同じで、ポテトチップスの新フレーバーは季節ごとに出てくるし、パッケージで印象も変えたりもします。ネタも同じで、今はリズムネタだと大きなくくりにされていますが、その大きなくくりの中で新装開店を繰り返し新たなスターが産まれてくるんじゃないでしょうか。そうなると、次を考えるに、そういう伝統芸能の言葉の言い換えであるとか、節を活かしたリズムネタがまた出てきても不思議ではないですね。
こういう事象をボク自身、パ紋にも反映して行こうとおもいましたね。
非録伝がオールスター感満載で楽しい。しかしその残ったオールスター意外にも散って行ったスターたちにも物語があると。しかしこれで終わるのかと思ったら、巻末にはまだまだ続く様な広告が。全然1章終わったトコなんだけど、すでにもう次が気になってしまう程オモチロイですよ。
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